二歳差二人育児

【赤ちゃんの黄疸】産まれて2日3日で出現する新生児黄疸について

赤ちゃんが産まれた喜びを感じるのもつかの間、産まれたその日から早速「育児」が始まります。

授乳、オムツ替え、沐浴など今まで経験がないことばかりで、1人目出産後は入院中から緊張の連続でした。

そんな中、出産して3日後に助産師さんと小児科の先生から宣告されたのです。

「黄疸の数値が高いので光線治療を行います。」

え!?

なにそれ??

黄疸?光線??治療???

言われた時はびっくりして、「はい」としか言えず、その後にスマホでたくさん検索したことを覚えています。

今回はそんな赤ちゃんの新生児黄疸についてまとめておこうと思います。

新生児黄疸とは、

新生児にみられる黄疸。胎生期の胎児は成人と比較して赤血球数が1.5~2倍程度多い。これは胎盤での酸素交換が肺より効率が良くないため、胎児は成人と比較するとわずかながら酸素不足に陥る。これを補うため赤血球を増やし、必要な酸素量を確保している。新生児のことを「赤ちゃん」と呼ぶのは、赤血球数が多いため皮膚が赤く見えるためである。 出生後、肺が使えるようになると赤血球過多となり、余分な赤血球は脾臓で破壊される。この破壊された赤血球中の赤い色素ヘモグロビンが、黄色い色素のビリルビンとなり、皮膚が黄色く見えるようになる。これが新生児黄疸である。 新生児黄疸自体は生理的な現象ではあるが、時として血中ビリルビン濃度が過多となると大脳基底核などに沈着し悪影響を及ぼすことがある。

助産師さん曰く、「黄疸はどの赤ちゃんにも起こり得ること。でも、数値が高くなってしまうと治療が必要になるんだよ」と教えてもらいました。

お母さんによっては、「黄疸です。」と言われると、立てないほど落ち込んでしまうお母さんもいるようですが、新生児黄疸になったからといってそんなに落ち込む必要はなさそうです。

光線治療とは、

光線(人工的に作り出した紫外線。最近は副作用の少ない470~620nmの波長のグリーンライトが使用されることが多い)をあてて血中ビリルビンを分解する治療法。

ビリルビン値が17を超えると、光線治療を行うことが多いようです。日サロみたいな青い光が当てられるボックスに入れられます。

眩しいので、目にはアイマスクをし、光をあてる部分を多くするため、オムツだけで光線治療を受けます。

新生児黄疸になったときの治療の流れ

新生児黄疸の宣告

生後2日目、新生児黄疸のために光線治療を行うことを宣告される。

光線治療開始

生後2日目正午〜24時間光線治療開始。

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光線治療中の授乳

授乳の時間だけ授乳室に呼び出され授乳をしました。2〜3時間に1回程度です。

ビリルビン値を下げるため、たくさん飲んでたくさんうんちとして出すことが必要なため、お乳を飲む前と飲んだ後の体重を測定し、飲んだ母乳量を測りながら授乳しました。

始めは母乳の分泌量も少ないため、1回の授乳(20分くらい吸わせて)で、2gや4gなど。

⬆︎⬆︎少なっっっ!!!笑

20gほど飲めたら完璧らしいです。長男の時は、母乳だけでOK!次男の時は少し足りなかったので、光線治療を始めた1日目だけ助産師さんの判断でミルクを足しました。

光線治療後 (生後3日目)

24時間の光線治療が終わると、黄疸の数値をチェック。

長男も次男もこの時点で黄疸の数値は正常値に戻り、光線治療を無事終えることができました。赤ちゃんによっては引き続き光線治療を続ける赤ちゃんもいるようですが、大概24時間の光線治療で終わるそうです。

退院後の黄疸チェック1(生後6日目)

生後4日目で退院して、その2日後に黄疸チェックがありました。

長男の時は、この生後6日目の黄疸チェックで異常なし。

次男の時は、黄疸の値が少し高く、血液検査をしたところ、ビリルビン値が15.6。17や18になると入院が必要なのでギリギリセーフ。さらに3日後にも検診に行くことになりました。

退院後の黄疸チェック2(生後9日目)

前回の検診から3日後の生後9日目、黄疸チェックを行いました。

前回よりも簡単な黄疸チェックの数値が下がっていたので、血液検査は免れました。

体重増加も問題なく、とりあえず新生児黄疸は大丈夫だろうと言われ、一安心です。

最後に

初めて「新生児黄疸」と診断された時は、全く黄疸についての知識がなかったため、とっても不安になりました。しかし、新生児黄疸と診断され、光線治療を受けた長男は今では6歳になります。今まで大きな病気もなく、とっても元気に育っています(o^^o)

・・・というか、元気すぎるくらいです笑

追記

新生児黄疸で光線治療を受けた長男次男は6歳8歳になります。相変わらず二人ともとても元気に育っています。久しぶりに生後まもない写真を見ると、なんとも言えない感慨深い感情になりますね。産まれてすぐにこのような治療を受けるということになると落ち込む気持ちになる方もいらっしゃるとは思いますが大丈夫です!!!子育て期間は有限、存分に楽しんでくださいね。